オーストリアの大動脈道路を環境保護団体が封鎖オーストリア西部のチロル州のアルプスを南北に走る「ブレンナー峠高速道路」を環境団体がデモ行進し、2000年6月23日朝から29時間 通行止めになった。この道路はドイツとイタリアを結ぶ大動脈。[a]
環境団体はトラックの通行量が増え自然破壊が進んでいると見ており、22日から25日の飛び石連休にあわせ抗議行動を行った。[a]
ドイツとイタリアは通行止めに反発しているが、オーストリア政府は黙認。シュミット社会基盤相が個人の資格で参加する。[a]
物流の促進のため、EUは同道路の週末のトラック通行制限の撤廃などを要求している。しかしオーストリアは、将来のEU拡大などで交通量がさらに増えるとして通行制限の強化も検討している。2年前にも同様の抗議行動が行われた。[a]
なおブレンナー峠にはオーストリア国鉄の幹線もあり、貨物列車や大型トラックを貨車に積んで輸送するピギーバック列車が走っている。[b]
