JR貨物などがコンテナ整備検討会JR貨物は2000年5月22・23日、コンテナの定期整備・修理を委託している13社を集めてコンテナ整備検討会を開いた。前年の9月に次いで2回目。整備方法を均一にするとともに、共通の問題点を確認し改善策を探った。
初日は、JR貨物が整備マニュアルの統一、コンテナ整備関係の情報システム構築など、検修体制の改善状況を説明した。その後、討論を行った。
二日目は大井機関区の現場で修理が必要なコンテナを見ながら意見を交換し、修理用の新素材を試した。
検討会では、使いやすいコンテナ、ゴム貼りの方法、コンテナの廃止規準などについて現場の意見が出された。同社はこれらをもとに、コンテナの仕様や整備方式を柔軟に変えていく方針。
なお同社ではコンテナ品質改善委員会を設置しており、1997年からコンテナの扉部分にゴムを貼って、荷物の濡損事故防止対策を進めている。1999年度までに11,000個の改良を終え、2000年は18D形式の10,000個を対象にゴム貼りを進めている。
作業を進めながらも、より高い効果を得るためゴムの材質や厚みを検討している。
