東京アライドコーヒーロースターズ(株)は商社から購入したコーヒーの生豆を工場で焙煎し、飲料品メーカーに販売する。本社は東京都太田区で、横浜市内3か所と東京都太田区内(本社工場)に工場を持っている。
鉄道コンテナは、本社工場と横浜の第一・第三工場からの製品出荷に使っている。発駅は横浜羽沢や東京(タ)・隅田川など。着駅は、札幌(タ)や弘前・山形・名古屋(タ)・大阪(タ)・防府貨物など全国各地。製品は着駅から、飲料品メーカーの原料倉庫に入る。利用個数は月間で平均 約15個。
製品のコーヒー粉・豆は、段ボール箱や紙袋に詰めてコンテナに載せられる。パレットは使わない。
しかし防府貨物向けは1998年3月から顧客の要望で実験的に、フレコンを積んだパレット(横 1,100mm、縦 900mmの平パレット)を2段重ねて、計16枚をコンテナに積載している。フレコンやパレットの回収に問題が残っているが、作業性や効率は良く、顧客にも好評。
同社は鉄道コンテナの利点に以下をあげている。
一方で問題点として、コンテナが密閉のため、夏季は内部が高温になり、揮発し香りがなくなることをあげている。リードタイムには問題がないという。