東室蘭駅の概要

日本の鉄道貨物輸送

1996年10月7日に移転開業した東室蘭駅のコンテナホームは移転前の2倍に広がった。また着発線荷役が可能となった。これにより、ホーム容量不足のため札幌中継で輸送されていた本州行きの荷物が上り列車に直接積み込め、到着日時が最大1日程度短縮される。
また札幌貨物ターミナルが大雪などの災害でダウンしたときは、東室蘭で列車を折り返し当駅からトラックに積み替えるなどの対応が可能となる。
概要は以下の通り。

着発線: 6線
仕分け線: 1線
コンテナホーム全長: 400メートル
コンテナホーム幅: 29メートル
コンテナホーム面積: 11,000平方メートル

移転開業をした東室蘭駅の駅長・笹本昭光氏は、「まだ1ヶ月とあれば早計なことは言えませんが、発送貨物は着実に増えています。首都圏のほか中京や関西地区へも早着できるスピードを武器に、農協さんにセールス攻勢を掛けて、野菜類を製紙や砂糖と並ぶ得意分野に...」と話している。「社員の和を保つのはもちろん、もう一つ、通運さんや荷主さんとの『輪』を広げ増送につなげたい。」(この段落の出典：交通新聞社,1996.11.6)

出典：交通新聞、1996年10月11日

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2002年10月10日更新