笹島駅は名古屋駅近くに設けられた貨物取り扱い所が前身。1937年2月1日の名古屋駅客貨分離で、笹島駅として独立した。

その後は名古屋の物流拠点として活躍したが、取扱量の増加に対処できなくなった。また市街地のすぐ近くにあるため、トラックの出入りにも難が出て来た。そこで名古屋貨物ターミナル駅の開業後、1986年10月31日を最後に廃止された。

参考文献

• 種村 直樹,「名古屋貨物ターミナル」,『鉄道ジャーナル』,20-13(240),p38-46
• 祖田 圭介,「大都市圏における貨物線と貨物ターミナルの今昔」,『鉄道ピクトリアル』,47-3(634),p16-24