JR貨物は1998年4月9日に、1997年度の輸送実績の速報値をまとめた。概要は、以下の通り。
| 輸送量(千トン) | 対前年度比 (%) | |
|---|---|---|
| コンテナ | 22,526 | +3.6 | 車扱 | 25,317 | -9.6 | 合計 | 47,843 | -3.8 |
コンテナ輸送では前年度より、さいたま新都心の残土輸送が貢献しその他が13.9%、政府米などで農産品が10.1%、紙パルプの増送で繊維工業品が6.1%、それぞれ増えた。しかし消費税率引き上げの影響で食料工業品が2.8%、1997年10月の酒税改正で消費が減った酒・ビールは4.4%、それぞれ前年度より減少した。
車扱は、荷主企業の物流合理化で石油・セメント・石灰石の「御三家」がそれぞれ6〜15％減少したのを初め、トラックを貨車にそのまま載せて輸送するピギーバックも22.3% 減少した。
参考文献: 交通新聞,1998年4月14日
関連ページ: 1997年度の事業計画